社内ランチの環境改善には、従業員のニーズに合った取り組みが必要です。しかし、具体的にどのような取り組みが効果的なのかわからない企業も多いのではないでしょうか。
本記事では、社内ランチの実態や社食の種類、社食導入のメリットについて解説します。
オフィス内のランチの実情
はじめに、オフィス内のランチの実情を紹介します。
・ランチタイムはどこで過ごす?
株式会社ジェイアール東海エージェンシーが2015年に発表した調査によると、ビジネスマンの多くがランチタイムをオフィス内で過ごすことが多く、6割以上が持参や購入したお弁当を社内で食べています。また、社食がある場合の利用者も含めると、約7割の人が社内でランチをとっているようです。
自炊や家族が作ったお弁当を職場で食べたいと考える人は多く、オフィス内でランチを楽しむことを望むビジネスマンが多いことがうかがえます。また、健康や経済的な理由から自炊を好む傾向もあり、オフィス内ランチの需要が高まっています。
・社内でランチタイムを過ごす理由
<栄養バランスや味を自分で調整できる>
お弁当を持参することのメリットとして、栄養バランスや味を自分で調整できる点が挙げられます。
外食では選べない健康的な食材や好みの味付けの選択が可能なため、健康意識が高いビジネスマンや特定の食事制限をしている人にとっては、社内でのランチは理想的です。また、好きなランチを楽しむことで、ランチタイムが充実し、午後の仕事への活力にもつながるでしょう。
<休憩時間が短い>
休憩時間が短いことも社内でランチタイムを過ごす理由のひとつです。
昼休憩は、45分以上60分未満の職場が多く、外食すると移動時間や待ち時間がかかり、ゆっくり食事を楽しむ時間が限られます。特に高層ビルのオフィスでは、エレベーターの混雑も問題となるでしょう。
よって、落ち着いて食事をとれる社内でのランチが選ばれる傾向にあります。オフィス内であれば移動の必要もなく、限られた休憩時間の有効活用が可能です。
・オフィスランチで懸念されること
<栄養が偏る>
オフィスランチでは、忙しい中でも手軽に食べられるおにぎりや菓子パン、カップ麺などが選ばれていますが、栄養バランスに不安があり、特に野菜やたんぱく質が不足しがちです。
バランスの悪い食事を続けると、必要な栄養素が不足し、体調不良の原因となる可能性があります。長期的に見ると、生活習慣病を引き起こすなど栄養不足による健康問題が顕著になる恐れがあるでしょう。
<早食いになってしまう>
オフィスランチを選ぶ人は、忙しい仕事の合間に短時間でランチを済ませたいことが多い傾向があります。しかし、デスクで急いで食事を済ませると早食いになってしまいがちです。
早食いをすると噛む回数が減り、満腹感を得にくく、食べ過ぎのリスクが高まります。また、消化不良や胃もたれを引き起こす可能性もあり、健康面での問題を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
社食がないと困る人がいるって本当?
ここでは、社食がないために発生するデメリットを見ていきましょう。
・栄養バランスが偏りやすい
社食がない職場では、コンビニ弁当やカップ麺、菓子パンなど簡単に済ませられる食事を摂ることが多くなり、栄養バランスが偏りやすくなります。
ランチを手軽に済ませたいため、準備時間がかからず安価な食品が選ばれがちですが、栄養面では不十分です。長期的に栄養が偏った食生活を続けると、従業員の体調不良につながり、結果的に仕事の生産性が低下することも懸念されます。
・ながら食べによる効果が低い休憩
社食がない職場では、忙しいときにデスクでランチを済ませる「ながら食べ」が増える傾向にあります。
ながら食べは休憩時間であっても仕事を続けることになり、実質的に休憩が取れない状態です。常に脳が仕事モードになっているため、ストレスを感じやすく、消化不良を引き起こす可能性もあるでしょう。さらに、長時間の座りっぱなしは肩こりや腰痛の原因になります。
また、仕事をしながらのランチは、同僚や上司とのコミュニケーションの機会も減少させ、チームワークや職場の雰囲気にも影響を与えるでしょう。
・環境によってはランチ難民が発生する
オフィス周辺に飲食店が少ない場合、ランチを摂るのが困難な「ランチ難民」が生まれる可能性があります。
特に混雑するオフィス街では、多くの従業員が同時に外食を試みるため、エレベーターや飲食店の混雑により、貴重なランチタイムが削られ、焦って食べる場面も少なくありません。このような状況ではランチを摂ること自体がストレスとなり、仕事の生産性にも悪影響を及ぼす可能性があります。
社食の種類
社食には4つの種類があります。ここからは、それぞれの特徴やメリット、デメリットを紹介します。
・代行型
<特徴>
代行型は、飲食店やコンビニを社員食堂代わりに利用するサービスです。外回りやリモートワーク、夜勤の従業員も利用しやすく、従業員の働く場所や時間帯を問わず利用できます。小規模オフィスでも導入しやすく、働き方の多様化に対応しているのが特徴です。
<メリット>
代行型のメリットは、加盟店であればどこでも利用でき、好みや気分に合わせて自由にメニューを選べることです。食事のバリエーションが広がり、従業員の満足度を高められます。また、冷蔵庫や電子レンジの設置が不要で、食事する場所を確保する必要もないため、導入ハードルが低いです。
<デメリット>
代行型は、加盟店の質やメニューがサービス提供者によって異なるため、従業員にとって満足のいく選択肢が常にあるとは限らないことがデメリットです。また、利用する飲食店によっては、コストが高くなる可能性もあります。
・食堂型
<特徴>
社員向けの食堂を設置し、できたての食事を提供するサービスです。このタイプの社食は、カフェテリアや休憩室にケータリングを呼ぶなど、さまざまな提供方法があります。
<メリット>
食堂型のメリットは、安価でできたての食事が提供されることや、メニューのレパートリーが複数あること、そして従業員同士の交流の場として活用できることです。特に大企業では、社員食堂を設置していることが多い傾向があります。
<デメリット>
食堂型のデメリットとしては、調理と食事のために十分なスペースが必要であることや、調理と衛生管理を担うスタッフの雇用が必要であること、保健所への申請や衛生管理調査などの手続きが多いことが挙げられます。また、リモートワークの普及で利用率が下がるリスクもあるでしょう。
・宅配・デリバリー型
<特徴>
宅配・デリバリー型のサービスは、事前に注文したおかずやお弁当などの食事が、指定の時間に配送されるスタイルです。出社してから注文を行い、ランチタイムにできたての食事が職場に届けられます。
<メリット>
宅配・デリバリー型のサービスを導入すれば、オフィス内で手軽に食事ができるため、ランチタイムの混雑を避けて、限られた休憩時間を効率的に活用できます。また、調理スペースの設置が不要で、小規模な企業でも気軽に導入可能です。
<デメリット>
宅配・デリバリー型は、立地によって利用できるサービスが限られることがあります。また、最低購入数や注文時間、配達可能エリアが決められていることも多いでしょう。担当者の負担や従業員からの需要を事前にリサーチする必要があり、前日までの申し込みが必要です。
・設置型
<特徴>
設置型は、オフィス内に専用の冷蔵庫や冷凍庫、または自動販売機などを設置し、従業員が食べたいものを自由に選べるサービスです。利用時間帯に制限がないため、それぞれの従業員が自分のスケジュールに合わせて食事を摂れます。
<メリット>
設置型は、社内ランチの環境改善に向けて導入するのに最適なサービスです。
従業員が24時間好きなタイミングで利用できることや、勤務時間にバラつきがある企業や従業員の少ない企業でも手軽に導入できること、種類が豊富でオフィスランチの環境を整えやすいといった豊富なメリットがあります。また、社内のコミュニケーションの活発化にも役立つでしょう。
<デメリット>
設置型は、冷蔵庫や電子レンジなどを設置する場所が必要であるため、十分なスペースがないオフィスでは導入ができません。また、出社している従業員だけが対象であることと、利用するサービスによっては好みに合うメニューが提供されていない可能性もあります。
社食を導入するメリット
社食を導入することは、企業にとってさまざまなメリットがあります。
・健康経営の取り組みに役立つ
社食を導入することは、健康経営の取り組みに役立ちます。社食で栄養バランスが考えられた食事を提供することで、従業員の健康促進や、長期的な医療費の削減が可能です。また、健康的な食事は、従業員の体調管理をサポートし、病気のリスクを減らすことで企業全体の生産性向上に貢献します。
さらに、従業員満足度が高い社食を導入している企業は、福利厚生が充実しており、従業員を大切にするポジティブなイメージを外部にも与えることができます。外部からの印象がよくなることで、優秀な人材の獲得にも有利にはたらくでしょう。
・社内コミュニケーションの活性化
社食を導入することで、社内のコミュニケーションが活性化します。部署や年齢に関係なく社食を利用することで、普段は関わりが少ない従業員同士で交流する機会が増え、リラックスした状態での会話が良好な人間関係を築く手助けとなるでしょう。
また、食事や休憩中に部門間での情報共有などコミュニケーションが促進されることで、チームワークが向上したり新しいアイデアが生まれたりする効果も期待されます。
・社員のモチベーション維持
社食があれば、近くに飲食店やコンビニがなくても食事ができ、効率的に休憩を取れます。業務へのモチベーションを維持するほか、生産性の向上にも貢献するでしょう。
社食は従業員にとって重要な福利厚生であり、企業に対する満足感や信頼を高める効果も期待できます。
導入するなら設置型社食のオフィスプレミアムフローズンがおすすめ!
社内ランチの環境改善のために設置型の社食を導入するなら、オフィスプレミアムフローズンがおすすめです。
ここからは、オフィスプレミアムフローズンの特徴から導入するメリット、便利な活用方法まで詳しく紹介します。
・オフィスプレミアムフローズンとは?
オフィスプレミアムフローズンは、安心・安全でおいしさにこだわった宅配型社食サービスです。低価格でありながら、化学合成添加物不使用のメニューを提供し、健康経営をサポートします。
約60種類の豊富なメニューがあり、1品100円、または200円で利用可能です。冷凍庫に常備しておくことで、朝食抜きで出社したときや忙しいときでも手軽に健康的な食事が摂れます。
また、初期費用が一切かからず、導入のハードルが低いのも魅力です。環境に配慮したカトラリーや耐熱生紙皿を使用し、SDGsへの取り組みも積極的に行なっています。
・オフィスプレミアムフローズンを導入するメリット
<メンテナンスフリーで管理負担が少ない>
オフィスプレミアムフローズンはメンテナンスが不要で、企業の管理負担を軽減し、導入が容易です。
毎月2回、専門スタッフが食材や消耗品の補充、代金の回収を担うため、企業側での手間はほとんどかかりません。また、冷凍庫と電子レンジは提供され、設置場所を確保するだけでサービスを利用できます。
<豊富なメニュー数>
豊富なメニュー数もオフィスプレミアムフローズンを導入するメリットです。
利用者が飽きずに楽しめるよう、さまざまな好みや栄養バランスを考慮した多様な料理が揃っています。従業員は自分の好きな料理を選びやすく、不足している栄養素を補うことも可能です。また、季節感ある旬の食材や限定メニューの提供は、食事を楽しみにしてもらうことができ、従業員の満足度を高めます。
<対応エリアが広い>
オフィスプレミアムフローズンのサービスエリアは広範囲にわたり、地理的な制約なく多くの企業で利用可能です。
関東、東海、関西、広島、岡山、福岡では、専任の配送スタッフが商品を届け、補充や回収を行います。また、その他の配送スタッフがいないエリアでも、オフィスプレミアムフローズンダイレクト便を通じて宅配便サービスが提供され、全国どこでもご利用可能です。
・導入までの流れ
オフィスプレミアムフローズンを導入する際は、まず電話でお問い合わせいただき、サービスの詳細やプランについてヒアリングとご提案をさせていただきます。次に、人気商品の試食を行い、導入に向けた打ち合わせを経て契約を交わします。
契約後、冷凍庫と電子レンジを設置し、約2週間でサービスの開始が可能です。月に2回、担当スタッフが商品を届け、従業員は代金箱に料金を入れて冷凍庫から商品を取り出すだけで利用できます。
・オフィスプレミアムフローズンの便利な活用方法
<主食だけ持参してランチのおかずを購入>
オフィスプレミアムフローズンは、多彩なメニューをリーズナブルな価格で提供しており、主食だけを持参してランチのおかずを購入する方法がおすすめです。
1品100~200円でさまざまなおかずを、好みやその日の気分、栄養バランスに合わせて選べます。メニューが充実しているのでバラエティ豊かなランチを楽しめるでしょう。
<持ち帰れば晩御飯にも手軽に1品追加>
オフィスプレミアムフローズンは、持ち帰り用の惣菜としてもおすすめです。冷凍保存されたメニューを提供しているため、オフィスから持ち帰って晩御飯の一品として手軽に追加できます。
解凍して温めるだけで美味しい一品をすぐに食べることができ、忙しい日やもう一品欲しいときに便利です。また、リーズナブルな価格設定なので家計にも優しく、簡単に晩御飯のバリエーションを増やせます。
<リフレッシュしたいときのおやつとして>
ジュースやスイーツ系のメニューを取り揃えていることも、オフィスプレミアムフローズンの特徴です。
仕事の合間にリフレッシュしたいときのおやつとして、手軽に甘いものや冷たいドリンクを楽しめます。従業員だけではなく来客のおもてなし用や、フランクな雰囲気の会議にお供としても活躍します。オフィスに常備しておけば、いつでも好きなときにおやつを楽しめ、働く環境をより快適にすることができるでしょう。
まとめ
社内にランチ環境を整えることで、従業員の満足度や生産性の向上など豊富なメリットが得られます。
オフィスプレミアムフローズンなら24時間好きなタイミングで手軽に利用でき、企業の規模に関係なく簡単に導入可能です。社内のランチ環境を見直したいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。