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オフィスコンビニとは
社員食堂以外にもさまざまな社食サービスが導入されている現代。その中でも手軽に利用できるという点で「オフィスコンビニ」が注目されています。まずはオフィスコンビニの概要について見ていきましょう。
● オフィスコンビニとは
オフィスコンビニとは、文字どおり「オフィス内に設置されたコンビニ」のことです。基本的には無人となっており、冷蔵庫やケースの中に軽食やお惣菜、ドリンク、スナック類などを並べます。
手軽に利用できるオフィスコンビニには、以下のようなメリットがあげられます。
・天候や時間を気にせずに飲食物を購入できる ・社員食堂よりも商品の補充やメンテナンスが簡単 ・初期費用が安いのでコストを抑えたい企業にはオススメ |
そもそも「オフィスの中」で飲食物を購入できるため、雨の日でも関係なく利用できます。またオフィスが空いている時間ならいつでも利用可能です。
さらに社員食堂と比べてコストも圧倒的に安いため、できるだけ支出を押さえたい中小企業でも導入しやすいという魅力があります。
● オフィスコンビニの導入方法
オフィスコンビニの導入までの流れは以下のようになります。
・サービス提供会社に問い合わせ ・専用の冷蔵庫やケースを設置する ・商品を並べる |
まずはオフィスコンビニのサービスを提供している会社に電話やWebサイトから問い合わせをしましょう。先方から折り返しの連絡があるので、指示された手順に沿って準備を進めます。
次に冷蔵庫やケースを設置します。業者側が用意してくれる場合も多いため、あらかじめ問い合わせてみてください。あわせてコンビニ利用時の支払いに使う「集金箱」も設置します。
最後に商品を並べます。こちらも業者が対応してくれるので、どのように並べたいか、あるいは追加したい商品などがあれば伝えておきましょう。
オフィスコンビニ設置方法
オフィスコンビニでは冷蔵庫やケースが必要だとお伝えしました。具体的にどのように設置されるのか、詳しく見ていきましょう。
● 設置方法は3種類
オフィスコンビニの設置方法は大きく3つに分かれます。具体的には以下の3つです。
・棚に商品を並べるオフィスコンビニ ・冷蔵庫付きオフィスコンビニ ・自動販売機型のオフィスコンビニ |
1つ目は、棚に商品を並べるだけのシンプルなオフィスコンビニです。保管場所が「棚」になるためカップ麺やお菓子といった常温保存のできる飲食物のみの陳列に限られます。
2つ目は、先ほどもお伝えした「冷蔵庫付き」のオフィスコンビニです。棚と一緒に小さめの冷蔵庫を設置します。冷蔵庫には主にドリンクを、棚にはお菓子やカップ麺などを並べます。
3つ目は、自動販売機型のオフィスコンビニです。普段見かけるドリンクの自販機よりも大きく、食べ物からドリンクまですべての商品を取り扱っています。中身はおにぎりやサンドイッチ、お惣菜までさまざまです。ある程度のスペースが必要ですが、棚や冷蔵庫タイプよりも手軽に購入できるので社員からも喜ばれるでしょう。
● どこに設置するのがいい?※冷蔵庫タイプは電源の確認なども紹介
会社によってオフィスの間取りは異なるため、一概に「ここに設置すべき」というものはありません。ですが、一定のスペースを確保しつつ、社員が使いやすい場所に設置する必要があります。
また冷蔵庫タイプや自動販売機タイプの場合は「電源の有無」も確認しておきましょう。
オフィスコンビニを選ぶポイント
オフィスコンビニの概要や設置方法についてお伝えしました。しかし、いざ導入しようと思っても「どんなオフィスコンビニを選べば良いか分からない」と悩んでしまいますよね。そこで最後に、オフィスコンビニを選ぶポイントをいくつかご紹介します。
● 導入や維持にかかるコスト
オフィスコンビニは社員食堂より安いとはいえ、ある程度のコストはかかります。初期費用は無料となっているケースが多いですが、その代わりランニングコストで月30,000〜40,000円程度かかります。会社の予算を考慮しながら、それに見合ったオフィスコンビニを選ぶようにしましょう。
● 導入実績や導入事例をチェック
実際にオフィスコンビニを導入している業者のホームページなどから、導入実績や導入事例をチェックしておきましょう。たとえば導入している会社の業種や社員数、設置場所、商品など。「導入した後どのようにオフィスコンビニを使うか?」をイメージしながら読んでみるのがおすすめです。
● メンテナンスが必要か
オフィスコンビニの場合、冷蔵庫やケースを定期的にメンテナンスする必要があります。多くの場合は業者側がメンテナンス対応をしてくれますが、なかには自分で対応しなければならない場合もあるので事前に確認しておきましょう。また基本的に商品の補充については業者側が対応してくれます。