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「食育」は大人にこそ大切!職場でできる「食育」で従業員の健康対策を

「食育」は大人にこそ大切!職場でできる「食育」で従業員の健康対策を

「食育」とは、食事に関する知識やリテラシーを授けるトレーニングであり、近年では保育園や幼稚園、小中学校などでも、子どもたちに向けた食育に力を入れるケースが増えてきました。一方、大人が食育を受ける機会は意外にも少なく、大切だと分かっていても、つい食事をおざなりにしてしまう経験をした方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、大人にこそ大切な「食育」について解説します。職場でできる食育についても触れていくので、導入方法を検討している方は参考にしてみましょう。

食育とは

「食育」とは、食に関する知識を育むための教育やトレーニング全般を指す言葉です。食育の目的は、健康的な食習慣を促進し、食に対する理解と意識を高めることにあります。食事による健康は、一朝一夕で実現することではありません。だからこそ日頃から意識し、少しずつ改善を進めていくことが大切なのです。

その結果、健康の維持・増進が叶えば健康寿命も伸びることになり、年を取っても病気や疾病のリスクが少ない身体となります。さらには、食事を楽しむ充実感、理想的な体形を維持できる満足感、疾病によるストレスの緩和など、食育のメリットは多岐にわたります。

大人にこそ食育が大切な理由

食育は子どものみならず、大人にとっても大切です。ここからは、大人にこそ食育が大切な理由を解説します。一緒にチェックしてみましょう。

●子どもの頃に学んだ食育を忘れてしまうから

子どもの頃は、学校で食育について学ぶ機会が多いですが、大人になるとなかなか食育について触れる機会がなく、学んだことを忘れてしまう人も少なくありません。 例えば、食品群や食事の理想的なバランスを忘れてしまったり、ビタミンやミネラルなど各栄養素の役割をぼんやりとしか覚えていなかったりする人も多いのではないでしょうか。

もう一度学び直すことも可能ですが、仕事や趣味、家庭に忙しい社会人になると、緊急性が高くないように見えることも相まって、食育について学ぶモチベーションも喚起されません。職場で実施されるワークショップやセミナーがないと、思いのほか学ぶ機会が得られないのが現状です。

●多忙や面倒くさいことを理由につい怠けてしまいがちだから

大人になると、仕事や家事、育児、介護、趣味など、忙しく毎日を過ごすことになるため、多忙や面倒くさいことを理由に食事管理を怠けてしまいがちです。手軽に食べられるファーストフードも増えている昨今において、理想的な食事を継続するためには強固な意思が必要であり、バランスに配慮した食事を作るには買い物から調理にも手間がかかります。

また、子どもの頃のように栄養バランスの取れた給食を口にする機会もないため、気が付いたときにはすっかり栄養バランスが乱れてしまうこともあるでしょう。

しかし、大人となって代謝や体力が下がった状態で栄養バランスまで乱れてしまうのは問題です。忙しくてなかなか気を遣えないからこそ、会社などの普段いる場所で食育に励むのが理想といえるでしょう。

●生活習慣病の症状が出やすいから

食育をする最も重要な目的は、健康の維持・増進です。食事は、生活習慣病の発症や進行に大きな影響を与える要因の一つであり、糖尿病・高血圧症・高脂質症(脂質異常症)・肥満・消化器疾患・骨粗鬆症など、さまざまな症状を招きます。これらの症状は少しずつ進行するため、明確な自覚症状がなく、自覚した頃には改善に大きな努力が必要となってしまうケースも珍しくありません。

バランスの取れた食事と健康的な生活習慣を心掛けることは、多くの生活習慣病のリスクを低減することにつながります。健康な日々を過ごしたいならば、食事への配慮を怠らないようにしましょう。

●家族や周囲への影響が大きいから

食事の乱れが原因で生活習慣病となった場合、家族や周囲にも影響します。インスリン注射や透析が必要になると、治療費がかかるだけでなく、治療に費やす時間も手間もかかります。「家族で過ごすレジャーの時間が少なくなる」「治療費や通院のためのガソリン代が家計を圧迫する」など、目に見えづらい不都合も生じるでしょう。

会社を休んで治療するとなると、収入にも影響してしまい、家計の収支バランスや将来的な貯蓄に与えるダメージも大きくなります。

●業務パフォーマンスに直結するから

食事の乱れは慢性的な体調不良となって現れることも多く、業務パフォーマンスに影響します。免疫低下によって風邪をひきやすくなり欠勤が増える、エネルギー不足によって倦怠感や疲労感が強くなって集中力が欠ける、慢性疾患によって通院の回数が増えるなど、具体的な影響は数多く存在します。

出勤できていても慢性的な頭痛・腹痛・胃もたれ・疲労感で業務パフォーマンスが下がる状態は「プレゼンティーズム」と言われており、現代社会にとって重要な課題であると認識されました。目に見えない部分で業務の非効率が生じている可能性があるからこそ、会社全体で食育に取り組むことは欠かせません。

大人にとって欠かせない食育のポイント

ここでは、大人にとって欠かせない食育のポイントを解説します。以下の点を踏まえた食育にすることで、理想的な効果が期待できるでしょう。

●栄養バランス

栄養バランスは、健康的な食事を実践するための基本的な要素です。栄養バランスが取れている食事は、体に必要な栄養素を適切に供給するため健康の維持・増進に役立ちます。

具体的には、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・食物繊維など、各種栄養素の役割や特徴を学びます。また、5つの食品群や食事の組み合わせ、調理方法、食材選びなど、さまざまなことを知識としてインプットすることで、食育の基礎を強化します。

●カロリー管理

カロリー管理では、体が安静にしている状態でも消費するエネルギー量である「基礎代謝量」と、食品や飲料に含まれるエネルギー量である「カロリー」のバランスを考えます。基礎代謝量に加え、運動や日常活動で消費されるカロリーを合計した「総消費カロリー」が摂取カロリーを上回っていれば、肥満になることを防げるのです。

なお、適切なカロリー管理は、肥満・糖尿病・高血圧などの生活習慣病の予防につながります。低カロリーでも栄養価が高い食品の選び方や、我慢しすぎない食事法について学ぶことができれば、ストレスフリーに食育ができるのもポイントです。

●塩分・糖分の管理

塩分(ナトリウム)の摂取過多は、血圧を上昇させて高血圧を引き起こす可能性があります。日本人の塩分摂取量の目安は1日あたり6g未満とされているため、塩・醤油・ソースなどの調味料の使用量を減らし、代わりにハーブやスパイスで風味を加える工夫が必要です。その他にも、減塩された調味料や食品を選ぶのもおすすめです。

また、過剰な糖分の摂取は、体脂肪の増加を引き起こして肥満につながるので注意しましょう。 加糖飲料やスイーツの摂取を控え、果物などの自然由来の糖分が含まれる食べ物を選ぶのが理想です。

管理法を学んでおくと、知らず知らずのうちに塩分や糖分を過剰摂取してしまわないよう防げます。

●食事のタイミング・頻度

社会人は特に、食事のタイミングや頻度について考えることが大切です。忙しい朝に追われて欠食してしまいがちな朝食、仕事に追われて飲み込むように済ませてしまう昼食、飲み会や会食が続くことでつい増えてしまうアルコールなど、社会人の生活には食事のタイミングや頻度に関する落とし穴が多数存在します。

しかし、規則正しい食事は、体内時計を整えてエネルギーのリズムを維持する上では欠かせません。食事を規則正しく取ると代謝がスムーズに働き、エネルギーの効率的な消費も促進されます。

会社で食育に取り組む場合は、まず欠食予防や栄養バランスの充実を意識すると良いでしょう。置き型社食といった従業員が気軽に取り組める手法を採用し、安定したエネルギー供給と栄養の摂取を支援するのがポイントです。

●メンタルヘルスとの関連

メンタルヘルスとの関連が強いことも食事の特徴です。気が置けない仲間たちとフランクに会話しながら食事をすることによる満足感や、おいしくて栄養バランスの整った食事を口にできる幸福感は、メンタルヘルスの安定に貢献します。反対に、忙しい毎日に追われて満足のいく食事ができない日々が続くと、どうしてもストレスを実感しやすく、心もすさんでしまいがちになるので注意しましょう。

●実生活との両立

大人が食生活の改善を目指すときは、実生活との両立について考えることが欠かせません。「野菜中心の食事が体に良い」「3食しっかりバランスよく食べることが大切」と誰もが頭では分かっていても理想通りにできないのは、実生活との両立のしづらさが原因となっています。

忙しい社会人が会社帰りに毎日スーパーへ行き、食材を買って栄養バランスに配慮したレシピ通りに食事作りをすることを難しいと感じる人は多いでしょう。「家族の好き嫌いに合わせて作らなくてはいけない」「一人暮らしだと食材を豊富に買っても余って腐らせてしまう」などの課題もハードルとなります。

他にも「外回りをしながら栄養バランスの良い食事を取るのは難しい」「仕事の帰りが遅くてどうしても寝る直前の夕飯になってしまう」など、人それぞれの背景は異なります。会社単位で食育に取り組む場合には、従業員にとって無理のない手法になっているか検討してみましょう。

従業員向けに食育する方法7選

最後に、従業員に向けて食育する方法を解説します。手軽に導入できるものから本格的な施策まで幅広く紹介しているので、会社全体での取り組みを検討する際の参考にしてください。

●栄養バランスに配慮した食事の提供

最も手っ取り早くできる食育手法として、栄養バランスに配慮した食事の提供が挙げられます。提供方法は、主に以下のとおりです。

①栄養バランスに配慮した置き型社食の導入

企業規模や業種、職種を選ばずに導入しやすいのは、栄養バランスに配慮した置き型社食です。置き型社食とは、自社のオフィスに小さな冷蔵庫や冷凍庫を設置し、従業員の好きなタイミングで好きなメニューを調理してもらう形式の社食です。そのまま食べられるものや電子レンジで簡単に調理できるレトルト品が中心のため、調理の手間もかかりません。

近年は栄養バランスに配慮した置き型社食サービスが増えており、オフィスプレミアムフローズンでもサービスを提供しています。「コンビニでお弁当を買うより健康的」「オフィス内にあるから食事を買いに行く手間がかからない」など、従業員にとってのメリットになるのもポイントです。コンパクトなサイズから大型冷蔵庫まで、豊富に展開されているので、自社の規模に合わせた設置が可能です。

②社員食堂のメニュー拡充・見直し

栄養バランスに配慮した社員食堂を設置したり、既存の社員食堂のメニューを一新したりする方法があります。野菜中心のヘルシーなメニュー・暖かい野菜スープ・フルーツスムージーなどの単品料理を増やすことで食育を図る手法です。

すでに社員食堂がある会社であれば、比較的安価に導入できますが、食堂をこれから作るとなると、多額の設備投資が必要となる点に注意しましょう。防火管理やオフィスのフロア面積などの都合もあるため、企業規模によっては他の手法を考えたほうが良いケースもあります。

●野菜・果物の配布

無農薬の野菜や季節に合った果物を配布し、自宅で調理してもらう方法もあります。新鮮な素材をそのまま配布できることから、自炊をしている従業員が多い場合や、フレッシュな野菜や果物を求めている従業員が多い企業におすすめです。

ただし、配布・管理の手間や「帰宅後に調理が必要」というデメリットがあることに配慮が必要です。一人暮らしの若手が多い企業では、自宅に持ち帰る面倒や「レシピが分からない」という問題を解決する必要もありそうです。

●食事チケット・提携レストラン利用券の配布

食事チケットや提携レストラン利用券を配布する方法もあります。栄養バランスに配慮したメニューが充実しているレストランや宅食サービスであれば、自社でメニュー開発をする必要がなく、効果的に食育できます。

会社にいない場合でも利用できるため、出勤前後の朝食・夕食、休日の食事、外回り先での食事に活用できるのも利点です。このことから、従業員が出社する曜日や時間帯にバラつきのある企業で導入しやすい手法といえるでしょう。

一方、地域によっては栄養バランスに配慮したレストランや宅食サービスが少なく、選択肢が限られてしまうことがあります。ファーストフード・ファミリーレストラン・コンビニなどのチケットでは、期待していたような食育効果が得られない場合もあるため、効果検証は慎重に行いましょう。

●ヘルスリテラシー教育の実施

ヘルスリテラシーセミナーやワークショップを開催し、食事と健康に関する知識を補強するのも手法の一つです。管理栄養士といった外部の専門家を招いて実施することも可能なため、具体的な食事プランや栄養素に関する知識を共有できます。参加型のワークショップであれば実際に自分事として捉えることができ、食事の計画づくりや自己の振り返りに役立つでしょう。

企業によっては、セミナーやワークショップを開催するのであれば、実務に役立つテーマにしたいと考えるケースもあるでしょう。また、多忙を極める時期にヘルスリテラシーへの参加を求めることにより、現場従業員に反対されてしまうこともあるので注意が必要です。自社の課題に合ったテーマにすること、開催の時期や規模、対象者は、十分に配慮した上での検討が欠かせません。

●社内キャンペーンやイベントの実施

「健康週間」や「食育月間」として社内キャンペーンを実施し、食育に関連する活動や情報提供を集中して行う方法があります。社内報や社内イベントを活用すると、全体への周知もしやすくなり、健康的な食習慣の普及を促進できるキャンペーンとなるでしょう。短期的なキャンペーンであれば、コストの面でも導入しやすく、継続していく可能性も高まります。

その他にも、今の課題を認識してもらうために、体脂肪やBMIの測定から食事のカウンセリングへとつなげても良いでしょう。健康診断より短時間かつ手軽に受けられるため、結果に基づいたアドバイスを提供しやすくなるのがメリットです。

●栄養情報・アプリの提供

栄養情報や健康管理に役立つアプリを提供し、自己管理を促進するという方法があります。今では、食べたメニューや摂取したカロリーをスマートフォン上で手軽に記録できるアプリが増えているため、自分の食習慣を可視化する上で役立ちます。過不足を把握して分析できれば、日々の意識も少しずつ変化していくでしょう。

また、個々に健康目標を設定し、達成度をモニタリングしていくことも可能です。個人情報に配慮しつつデータを収集できれば、社内表彰などのイベント化も実現できます。

まとめ

大人の食育は、栄養素の役割や食事のバランスについて学ぶだけでなく、日常生活と無理なく両立できる食生活改善について学ぶことでもあります。欠食や栄養バランスの乱れ、過食といった不規則な食生活は、集中力の低下や生活習慣病を招くことになるため、会社を挙げて食育に取り組みましょう。

オフィスプレミアムフローズンでは、設置型社食の導入をサポートしています。手軽にできる食育や従業員にメリットを感じてもらいやすい食育など、会社での食育にお困りの方は、ぜひお問い合わせください。

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